こんこん

斉藤康次(こんす)です。良い感じの水彩の人物画を描くためのブログ。

パレット作り

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パレットを作っている。
あと2色埋まらないので、なにか変な色探そうかなと思う。
新しく入れた色はほとんど暗色だった。
特にそうしたいわけでもなかったのだけど。

前にパレット作ったときになるべく混色で暗くしようと思ったのもあって、ほとんど入れていなかった。
今はコントラストの強さが欲しかったり、早描きがしたかったりで、当時の考えとは結構変わっている。

で、また来年あたりに考えが変わりそうなこともやってみた。
絵の具を練ったときに何色か大部屋に出してみた。
色は左からスピネルブラック、インディゴ、プルシャンブルー、オリエンタルブルー、キナクリドンレッド、チャイニーズレッド、イミタゾロンオレンジ、イエローオーカー。
肌に使いそうな色をざっくりと。
新しく入れたローアンバーやバーントアンバーも肌に使おうと思っているけれど、あまり広範囲にはつかわないと思うので。

あと改めてパレットに置いた色を書いておく。
これ、地味に何度も読み返すので。
上段右から、
オーレオリン、パーマネントイエロー、カドミウムイエローオレンジ、バーントアンバー、ローアンバー、ローマンレッド、イミタゾロンオレンジ、イミタゾロンブラウン、バーミリオン、チャイニーズレッド、ローズマダー、カーボンブラック。
下にいって、
キナクリドンレッド、ミネラルバイオレット、パーマネントグリーン、オキサイドオブクロミウム、テールベルト、オリエンタルグリーン、ウルトラマリン、コバルトターコイズ、コバルトブルー、ウルトラマリンレッド、オリエンタルブルー、プルシャンブルー、インディゴ、チタニウムホワイト。

はやく試し描きしようと思ってはや土曜である。

水彩絵の具作り3ー白色々ー

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先週水彩絵の具作りで黒を作ったのだけど、

konkons.hatenadiary.jp

これは今回の白の絵の具作りをしたかったから先にやった、というのがあった。
どうもチタニウムホワイトが隠蔽力が弱い気がして、市販のもらったホワイトのほうが使いやすかったりした。
まあこの辺は自分のイメージというか、実際に比べたことがないので勘違いの可能性も高い。
もらったホワイトはもうほぼなくなっていて、どこのメーカーのものかも聞いていないし。

そういうこともありホワイトの色比べはしなければいけないなあと思っていた。
今回試してみたのは四種類。ジンクホワイト、チタニウムホワイト、セラミックホワイト、ムードン。
結果から言うと、ムードン以外はそこまで隠蔽力に差は感じなかった。少しチタニウムホワイトがいいのかなあという程度。
なのでチタニウムホワイトを使おうというそのままな結論になった。
ただ練ってみてから色々調べたりして、ホワイトについて改めて知ったことが沢山あったので、そちらも記述する。


ホワイトの種類

結構知らないこともあったのだけどホワイトの種類について。

シルバーホワイト

昔から使われている顔料。
油絵具に混ぜると感想が早くなり中描きによく使われる。鉛白を使っているので毒性がある。
水彩絵具にすると毒が水で流れてしまうため、市販で売られていることはない。
試しに作ってみようかと思ったけれど、流石に捨てるのめんどくさそうなのでやめた。

チタニウムホワイト。

オペークホワイトとも言うらしい。
隠蔽力の一番強い白。混色には不向き。

ジンクホワイト

シルバーホワイトの代替として作られた毒性のない白。
最初は持て囃されたけれど油彩で下層描ききに使うと画面に亀裂、剥離が起きることが判明する。上描きには使える。混色にも便利。

チャイニーズホワイト

水彩でよく見る絵具。ジンクホワイトの顔料を使っていることが多い。水彩に剥離の心配はないので。
ただホルベインのチャイニーズホワイトはジンクホワイトではなく、これは後述。

セラミックホワイト

ホルベインが1990年に開発した絵具。
今回始めて知った。練ってみたので後述。

パーマネントホワイト

顔料はチタニウムホワイトと同じ。
こちらは着色力、隠蔽力を抑え目にしていて、オールマイティーに使える。

ホルベインのホワイトについて

市販で売られている、大体のメーカーのチャイニーズホワイトはジンクホワイト(酸化亜鉛)で作られているそう。
カラーインデックス名はpw4。
けれど、ホルベインのチャイニーズホワイトはpw6になっている。これはチタニウムホワイト(酸化チタン)と同じということになる。
ただホルベインの色見本を見る限りチャイニーズよりチタニウムのほうが隠蔽力は強い。組成は同じなのに。
ネットで観ていると他の顔料を混ぜているんだろうとか、記載間違いとしているサイトもあったりして、実際のところどうなのかと思って問い合わせてみた。
そして返ってきた答えが結構目から鱗だった。

以下引用。

C.I.Name PW6 は酸化チタンですが、酸化チタンにも様々なタイプがあります。
チタニウムホワイト(オペークホワイト)は酸化チタンの中でも不透明な顔料を使用し、それに不透明剤を加えています。
不透明な白ですので下の色を隠したり、ハイライトにお使いください。

・チャイニーズホワイトは透明タイプの酸化チタンを使用しています。
オールマイティな白、混色用の白としてお使いください。

水彩絵具には不透明水彩ガッシュ(HGC)もあります。
ガッシュのパーマネントホワイトも酸化チタン(PW6)を使用していますが、透明水彩チタニウムホワイトよりも隠蔽力のあるツヤ消しの白です。
こちらも水彩画のハイライトにお使いいただけます。


というわけで、酸化チタンにも透明と不透明があり、より不透明なホワイトを使いたい場合はガッシュもあるよ、ということらしい。
ガッシュのホワイトが透明水彩のホワイトと違うというのは、全く知らなかった。
みんな知ってるんですかね?(聞くな)

透明水彩の中でもホワイトはガッシュ、というような感じで記憶していたので、全く変わらないものだと思ってた。
それにチタニウムホワイトよりもパーマネントホワイトのほうが隠蔽力が強い、というのもややこしい話で。
今度買うときはガッシュにしようと思う。


それでは実際に練ってみた感想

冒頭に書いた通り、正直隠蔽力に大きな差は感じなかった。むしろ絵具としての使いやすさに関心がいった。
写真は全てスピネルブラックに描いたもの。

ジンクホワイト

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顔料練りやすいけれど、絵具としては少しギトギトする感じ。
重ね塗りはしづらいかも。

チタニウムホワイト

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顔料練りやすい。隠蔽力も気持ち強い。なんというか一番普通。ただ絵具が固まったあとの剥離は一番早かった。持ち運びが少し面倒かも。

セラミックホワイト

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顔料練りづらい。根気よく混ぜないとなかなか絵の具にならない。
けれど練ったあとは何も問題なく、なんといっても剥離が全く起きない。
チタニウムホワイトと比べるとこの通り(左がチタニウム)。

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ムードン

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白亜地に使う顔料。唯一ホワイトとして機能しなかった。当たり前か。
「仕上げ用 白」と書かれていたので、ホワイトとして使えるのかなーと思ったけれど、多分下地の仕上げ用という意味なんだろう。こういうのもいちいち失敗しないとわからない。
まあ少し色を弱めるのにはちょうどいいのかも。


まとめ

色々使ってみたが今回はチタニウムホワイトにしようかなと思う。セラミックホワイトもいいと思うけれど、単純な隠蔽力と練りやすさでとりあえずは。
パレットにいれて割れたら市販のガッシュの白を試せばいいかなと思っている。
なんか、最終的には大体買った方が早いという結論になりそう。