こんこん

斉藤康次(こんす)です。良い感じの水彩の人物画を描くためのブログ。

ターナー展1

ターナー展。
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新宿西口から徒歩10分ほどで損保ジャパン日本興亜美術館の42階。
以前FACE展を観に行ったことがあり、今回で行くのは2回目になる。
konkons.hatenadiary.jp

この美術館、つい最近まで知らなかったのだけど、1976年に開設ということでかなり歴史があるらしい。回廊があって42階からの眺望が楽しめるらしい。自宅の近所のコンビニまでの近道を発見するのに3年ほどかかる自分には見つからなかったけれど。


受付は42階にあって、女性一人だけで対応していた。対応しきれる客数なのだろうけれど、もう少し増やしてもとは思った。というか一階にチケット売場を作ってもいいような。カード払い出来ますかって聞いたら、一部使えないものもありますがとりあえず上で聞いてみてくださいと言われ、ええ…42階…とは思った。まあマイナーなカードもあるだろうから、そう言うしかないのだろうけど。


ビルの1フロアなので、それほど広くない美術館。けれど音声ガイドもあり、図録もあり、内容はこれからダラダラ書いていくが、とても楽しめた。
個人的には作品リストにイギリスの地図が載っていたこと、メモ用に鉛筆が貸し出されていたことがとても助かった。図録も2500円それほど高くはなく、内容も充実していて、ジュニアブックレットという子供向けに簡単にまとめた本も売っていて、これもとても分かりやすかった。それに300円とお得な値段。展覧会は細部まで気が利いてると思うことが多い反面、トイレには何故か手を拭いたり乾かすような設備はなく、どうも構造的に色々抜けてるような気がしないでもない。


展覧会はターナーの作品のみ。会場の規模もあるのだろうけど、珍しいことだと思う。水彩、油彩、版画があり、体感的には水彩と版画が多く油彩は少なめだった。第一章から第四章まで、年代や画材などでは分けられておらず、画題とモチーフごとに作品が配置されていた。
それに合わせてかターナー人間性や両親のことなどにはあまり触れず、作品に対してや技法についてのキャプションが多かった。


今回の展覧会ではヴィニェットという本の挿し絵が展示されていて、これが今までのものとは違う目新しさがあった。またターナーの版画もそういえばあまり観たことがなかった。正確にはターナーが制作したものは少なく、有名な彫版家のものが主で、ターナーはそれに口煩く指示していたらしい。版画といえばレンブラントが思い浮かぶけれど、技法の発達も手伝ってレンブラントの時代から1歩進んだ作品群になっているような印象。


あまり晩年の抽象的な作品は少なく、ピクチャレスク、サブライム、ヴィニェットとどれも具象的に描かれた作品が多かった。
ブログのネタもあまりないしなるべく引き伸ばしたいターナーは好きな画家で、今回とても楽しめたので、思ったことをあまりまとめず何回かに分けて書いていきたい。